本を読もうプロジェクトーご協力ありがとうございました

今年度のLinks では、本を読もうプロジェクトとして、お勧め本を募りました。まずは気分を盛り上げなければ!ということで、オリジナルブックカバーとしおりも作成しました。ぜひ、ご活用ください。

学生投票によるおすすめ投稿が多かったのは

住野よる『君の膵臓を食べたい』
青山剛昌『名探偵コナン』

でした。一方、本離れと言われながらも全ての学年から、多種多様な本の推薦がありました。

学生・卒業生・教員など様々な皆様から票を集めたのが「カズオ・イシグロ」です。『日の名残り』『わたしを離さないで』の両方に票が入りました。それもノーベル賞発表前に!

アントニオ・タブッキ、ガルシア・マルケスにも教員・卒業生から熱いお勧め投稿がありました。

『インド夜想曲』アントニオ・タブッキ−「日常から離れてどこか遠くに行きたい気分だけど、お金がない、勇気がない、という人におすすめ。いなくなった友人の謎を追って、インドの様々な場所を旅する主人公と一緒に不思議な体験ができます。」

『百年の孤独』ガルシア・マルケス-「小説ってなんでもありなんだ、と思わせてくれます。」

『コレラの時代の愛』ガルシア・マルケス−「別の男性と結婚してしまった女性を、51年9か月と4日待ち続ける男の物語。コロンビアの作家ガルシア=マルケスらしい奇想天外さが感じられる純愛小説。」

さらに昔のノーベル賞受賞作家の作品も!

「セブンティーン」(新潮文庫『性的人間』所収)大江健三郎−「この著者のことを「反戦や反核についてよく発言しているノーベル賞取った偉い(そしてちょっぴりうさんくさい)人」ぐらいにしか考えていない人も少なくないかと思いますが(私もそうでした)、いやいやとんでもない。この人天才的にヤバいです。そのことが一番分かりやすく感じられるのが、この作品。こんなに尖っていて、コミカルで、切実な物語を、今読まないでどうする。社会や政治や自分自身や色んなものにイラついている人、自意識過剰に悩むあなたにぜひ。」

他にも中高生よりのお勧め本投稿もありました。

『博士の愛した数式』小川洋子-「読み返すたびに数学と新たに出会える。そしてひっそりと埋められた愛が香る作品。」

ぜひ、ご入学をお待ちしています!

100を越えるお勧め本がありましたので、全ては紹介できないのですが、SMILE発行時にリストを配布します。そしてコミックだけでもおすすめリストを近々公開したいと思います。

みなさま、ありがとうございました。

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